待機時問題は待機児だけの問題ではありません。どういうことかというと待機児がいるが ゆえに中野区では幾つかの制限を加えています。ココではそれらについて説明してみたいと思います。 待機児問題が決して入園前や入園できなかった方だけの問題では無いことをわかっていただけると嬉しいです。
ここに書いたものは中野区保育課から口頭で説明いただいたものです。
現在公務員など一部では3年間の育児休業が認められています。ところがこの制限のために二人目以降では実質的に 3年間の育児休業を取得することは出来ません。実際には4,5歳児は保育園を選ばなければ待機児はほとんどいません。 でも、出来れば兄弟を同じ園に入れたい。だったり、入園の時の待機児になるかもしれない。という記憶が、1年以上 の育児休業をためらわせる面もあるのではないかと思います。記憶が曖昧ですが、たしか3年間の育児休業の背景には待機児対策とい う面もあったと思います。それが待機児がいるがゆえに二人目以降では3年間の育児休業をとる事が出来ないというのも なんだか皮肉な話ですね。
区立園では4月〜6月の3ヶ月間産休明け保育の定員が設定されています。この定員は0歳定員から取られていますので、 産休明けでは無い子の枠が減ることになります。実際に、0歳定員は空いているのに産休明けで無いがために待 機児なっている子がいます。そのため産休明け定員枠が外される7月は第2の入園チャンスと言われています。 産休明けであろうと無かろうと保育園は必要な時に入れるところであって欲しいと思います。
これはココにあげるような話なのかわからないぐらい普通(?)の話ですね。
中野区では「保育を必要」としない状態が1ヶ月以上続くと退園になります。実際は様々な事情によりもう少し 柔軟に対応しているそうですが、私は3ヶ月後に就職が決まっているにも関らず退園を迫られました。この1ヶ月の 期間は自治体によって違います。この期間を3ヶ月とっているところも少なく無いようです。経済が低迷し就職難で ある現在において1ヶ月という期間が本当に妥当なものなのかどうか疑問です。退園させてゆっくり仕事を探せば良 いという意見もありますが、実際には「保育園が決まってからまた応募して下さい」と言われたという声もよく聞 きます。中野区では「待機児を考えるとこれ以上延ばすことは出来ない」そうです。別のところでは「中野区は他 の23区と比べて待機児は少ない」と言っているのに不思議です。