第2部ディスカッションでの発言内容

  • 「男が家事・育児をしているのを人に知られるとかっこ悪い」という意識はここ数年でだいぶ変わってきたと思う。(男)
     
  • 昔はそもそも「制度がなかった」から取ることが出来なかった。今は制度が出来たので取ろうと思えば取れる。これは前進。(男)
     
  • 近頃の男性はかなり家事育児をやってきていると思う。しかし、それを見るマスコミも含めた周りの人間の捉え方がいかにも「浅い!」(男)
     
  • 共働きだから、家事・育児をするのは「当たり前」だと思っている。が、職場などで話すと、やっている人とやっていない人の温度差が大!やっていない人にはいくら言ってもちゃんと理解してもらえない。(男)
     
  • 共働きだと「片方が家事・育児を全部担う」は現実的に不可能。(男)
     
  • 従業員10000人の大企業なのに総合職女性は1名のみ。女性は結婚退職が不文律。企業にいると家事・育児をすることが難しい。職場でトラブルを起こす前に私は育児のために退職。自由業へ転身した。(男)
     
  • 保育園に空きがなくてとても困った。男性の育休は子供が生まれないと取れない。それでは出産のときに間に合わない。生んでる間上の子をどうしろというのだ。「やってない人」が制度を作ってるに違いない(女)
     
  • 小さい頃から育児の経験を積む場が必要。(女)
     
  • 育休を夫が取ると収入が少なくなるので取れない。(女)
     
  • できない→やらない→だからできない→だからやらない の悪循環を絶つには、男を一人で「全責任者」に仕立ててしまうのが効果的。(男)
     
  • 男が育児するとみんなが誉めてくれるのよね!ずるい。(女)
     
  • 誉めてくれるからうれしくてやる、ってのもいいかげんにしたら。(男)
     
  • 人寄せパンダでもデコイでもいいから、「やってる」のを人前に出すのはやはり効果あり。続ける価値あり。(女)
     
  • 育休(おまつり)じゃなくて、育児時間(日常)の方が大切だろ?マスコミはまだ育休ばかりもちあげてて底が浅い。(男)
     
  • 保育園の様子を見ていると、男性のお迎えは確実に増えてる。何年か前 は「パパは送り担当でその後無制限残業」がパターンだったのに。(男)
     
  • 働きに出たいが、近所の友達からは「保育園に行ってると自立しすぎて甘えられない子になるのよ」と言われてしまう。(女)
     
  • やはり3才まではメスである母親がじっくりと育てるべき。言語表現が出来ないうちは、1対1の関係が重要だと思う。(女)
     
  • 三歳児神話に対する各種反論多数(男・女)
     
  • ベビーシッターをしているが、物を預けるように子供を預けるお母さんの多さに暗澹たる気持ちになる。(女)
     
  • 育時連は恵まれた人ばかり。中小企業では育休とるなんて無理。わきあいあいとサークル活動もいいけど、そういう恵まれない状況にある人への対応も含めた動きを望む。(女)
     
  • はい、サークル活動ですよ。それが悪いんですか。(男)
     
  • そういう議論は前からあるけど、「恵まれた人が恵まれない人の為に」という当事者性が欠如した動きはしたくない。当事者たる人が入ってくるか、または別途旗揚げするかということが必要だ。(男)
     
  • 重石さんの評価差別はサポートしたいと思っている。(男)
     
  • それぞれの立脚点に立って活動しなくてはウソになる。(男)

文責:古川玲子 

2000.11.23 育時連20周年記念シンポジウム「男も女も育児も!仕事も!の20年と今後」資料
第2部 みんなでディスカッション「これからの男も女も育児も仕事も」


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