(別紙1) ワークショップ(分科会)概要


12日(土) 14:00〜17:00

分科会タイトル おとこのためのコミュニケーション教室
日時/会場 12日(土)14:00〜17:00 4F和室
分科会主催者 水野阿修羅
プロフィール   
分科会概要  大阪のメンズセンターや各地の男性講座でやってきた体験をもとに作った男のためのコミュニケーショントレーニング。暴力的になったり、黙りこんだり、男に特有のコミュニケーション不全症に、ゲームをしながら楽しくトレーニング。人まねでなく、自分らしさを大切に。
取材への対応 表明なし
参加者の制限 男のみ:男性の本音から出発したいので。女性がいると本音を言わない人がいるので。

分科会タイトル 「おたく」に潜む精神性
日時/会場 12日(土)14:00〜17:00 3F第一研修室 参加費:500円
分科会主催者 マンガ防衛同盟/「有害コミック」問題を考える会
プロフィール  有害図書規制に反対する活動を通じて「性」と人権、ヒューマニズムとリベラリズムの拡大をめざす市民団体。
分科会概要  「マンガ防衛同盟/『有害コミック』問題を考える会」は、「有害コミック」への規制に反対することをきっかけに結成されましたが、現在では考えていくなかでそこから深めて、根拠なき常識が支える「健全育成運動」や「おたく」が抱えるさまざまな問題など、主に青年男性(女性もですが)をテーマにしながら日本の法と個人、そして社会のあいだにある問題について活動しています。
 今回はそのなかから特に「おたく」の問題にスポットをあてて考えたいと思います。70年代以降、日本において政治的対決が(特に青年層にとって)消失する一方、物質的・経済的に豊かな高度消費社会が展開するなかで「おたく」は育まれました。ということは「おたく」を考えることで、戦前・戦後から現代まで連なる「日本的体質」の一端を知ることができるのではないか?…それが、この企画の意図です。皆さまのご参加をお待ちしています。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル 男性運動の先駆者たち
トークセッション 男性運動の過去、現在、未来
日時/会場 12日(土)14:00〜17:00 3F第二研修室
分科会主催者 中津 順
プロフィール ゲスト:
 ますのきよし氏(男も女も育児時間を!連絡会創始者)
 村瀬春樹氏(「怪傑!ハウスハズバンド」の著者)
 伊藤公雄氏(大阪大学人間科学部教授)
分科会概要  80年代は女性問題(フェミニズム)の時代、90年代は男性問題 (メンズリブ)の時代だそうです。ずーっと昔、70年代(リブの時代)からこつこつと男性問題を実践してこられた個性豊かな三氏に、20年前と今とこれから21世紀に向けて「男たちのこと」<男の自立・高齢社会・介護など>を、大いに語ってもらい、参加した人がみんなで男性問題を考えてみたいと思って企画しました。
 世代を超えて男性間の緩やかなつながりと、交流ができたらいいなあーと思っています。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル 妻(恋人)への暴力を止められない男性のための会
〜男たちの抱えるやっかいな問題〜
日時/会場 12日(土)14:00〜17:00 3F第三研修室 参加費:500円
分科会主催者 メンズリブ東京(進行役:草柳和之)
プロフィール 草柳和之:桐朋学園大学講師/メンタルサービスセンター代表・カウンセラー
分科会概要 主催者から:
妻や恋人への暴力を止められない男性は、少なくありません。この問題への男性からの取り組みが求められています。そこで今回、男性だけで語り合う会を企画しました。進行役は、この問題の専門相談を実践しているカウンセラーです。匿名での参加をお約束します。是非ご参加下さい。(メンズリブ東京)

進行役から:
これは原則として当事者による語り合いグループです。もしあなたが自らの暴力のことで心を痛めているならば、この会は、パートナーとの関係を作り直すチャンスであるかもしれません。しかし、暴力を自力で脱することは極めて困難で、専門家による心のケアや自助グループが不可欠です。経験を語り合い、他の参加者の話に耳を傾けながら自らに向き合うことは、暴力を必要としない生き方の、大きな助けとなるでしょう。当日は、参加者が率直に自分を開示しやすいように、多くの配慮を行います。(草柳和之)

取材への対応 TV:NO 新聞:NO
参加者の制限 する:初回の試みなのでまとまりのつく人数。男性のみ。

分科会タイトル ぼくが男性学を始めたわけ
日時/会場 12日(土)14:00〜17:00 3F第四研修室
分科会主催者 メンズスタディーズ研究会
プロフィール  「メンズスタディーズ研究会」は社会学、文化人類学、心理学などの若手研究者10名で構成された研究会です。隔月1回のペースで会合を継続的に開き、「男性学」という学際領域を共有しながら、それぞれのテーマについて研究発表およびディスカッションを行なっています。
分科会概要  この分科会の目的は、パネルディスカッションを通して、男性学の今を浮き彫りにすることです。まず、男性学に取り組んでいる3人のパネラーが、みずからの個人史とともに、なぜ男性学に興味をもったのか、どんなテーマをどのように扱うのか、何を目指しているのか等をそれぞれの立場から語ります。
 次に、パネラーの話題を素材として、会場の皆さんと自由にディスカッションを行います。限られた時間の中で、男性学の多様な姿が明らかになり、今後の方向を探る足がかりとなって、これを皆さんと共有できればと考えています。
 3人のパネラーに、大束貢生(社会学)、多賀太(教育社会学)、林真一郎(心理学)、コーディネーター(司会)には大山治彦(社会学)があたる予定です。
 なお、メンズスタディーズ研究会は、全国の男性学研究者11名で構成された研究会です。隔月1回のペースで会合を開き議論を交わしながら、男性学の構築を目指しています。
取材への対応 表明なし
参加者の制限 しない

分科会タイトル 男・女の関係を考える
日時/会場 12日(土)14:00〜17:00 3Fサークル活動室
分科会主催者 ジェンダー研究(準備)会岡山 世話人 丹原恒則
プロフィール  この会は呼びかけ段階で、98年5月から講座開始。講座+例会方式に徐々にしていこうとしています。前史としては、94年2月から、98年2月まで「メンズリブフォーラム岡山」で講座+例会方式を中心に活動してきました。ここから、発展的に分離して旗揚げしつつあるグループです。男女両性の問題に注目し、その気づきと解法を考えていこうとしています。男性問題を男女の「枠のないグラデーション」ととらえたいと思います。
分科会概要  現代の男・女のあり方や人間関係で大切なものは何かを考えるには、現代の始まりと考えられる近代の黎明期から考えてみる必要があるのではないでしょうか。この時期の日本の代表的な思想家の一人に福沢諭吉がいます。福沢研究は、『学問のすすめ』に関する研究をはじめ数多くの成果が蓄積されています。しかし、福沢の『婦人論』や『男子論』が研究対象になることは少なく、なかでも彼の『男子論』の研究は極めて稀です。そこで私は、『日本男子論』の今日的意味の検討を試みたい、と思います。
 彼は、冒頭で『男子論』を論じる意義を明示し、人間のあるべき姿に関する議論では、「自ら信じ自ら重んずる所」をもつことを論じ、望ましい夫婦関係論では、「相互に隔てなくして可愛がる」だけでなく、「夫婦互いに丁寧にし大事にする」という意味の「親愛恭敬」「敬愛の誠」「恕」を説いています。武士の倫理であった「敬」の読み替えなどの思想的衝撃力は、当時の儒者にとどまらず「世人全般」に、私たちにも及ぶのでしょうか…。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル 男の働き方再考−起業・NPOの可能性を考えよう−
日時/会場 12日(土)14:00〜17:00 2F会議室
分科会主催者 男性セミナーOB会
プロフィール  1995年度に中野区女性会館で開かれた「男性向けセミナー」の参加者有志が中心のグループ。現在メンバーは約25名。テーマ別の意見・情報交換やテーマを決めない井戸端会議を月1回の定例会として開催している。98年4月からは、更に月1回起業(ビジネス・NPO)のあり方について話し合いを続けている。
分科会概要  バブルがはじけてから5年。「金融不安」「大企業倒産」「官庁不信」など、時代の先行き不透明感は深まるばかりです。OB会の活動もまもなく4年目に入りますが最近、改めて気づき、再確認したことの1つに、「男性問題の中核は、実は男性の働き方そのものにあるのではないか」ということがあります。
 今、高度経済成長期を支えてきた中高年世代が、本格的なリストラの嵐にあっています。過労死や度重なる自殺報道には人それぞれにとらえかたの差はあってもずしりと重いものを感じざるをえません。
 標題のテーマは、このような現状を踏まえ、今年3月に「あなたも起業家になれる!?」(ビジネス・NPO両面からのアプローチ)と題する講演会を開き、引き続き月1回のペースで話し合いを継続しているテーマです。
 94年から第3次ベンチャーブームが始まり、今年98年3月にはいわゆるNPO法案が成立し、12月施行が決まっています。起業やNPOについて何らかのヒントを持って帰ってもらえればいいなと考えます。ざっくばらんに話し合いに参加してみませんか。
取材への対応 TV:NO 新聞:OK(ただし、参加者の同意を必要とする)
参加者の制限 しない

分科会タイトル 男の気づきのワークショップ
日時/会場 12日(土)14:00〜17:00 1F介看護実習室
分科会主催者 再評価(コウ)カウンセリングの会
プロフィール  再評価カウンセリング(別名コウ・カウンセリング)は日本では10年の歴史。「男性の解放」は近ごろ重要なトピック。今回のファシリテーターは石丸偉丈。
分科会概要  1950年代のアメリカで始まった、再評価カウンセリング(別名コウ・カウンセリング)の手法を使って、男らしさから自由になるワークを行います。これまでの歴史で男性、女性の解放に静かなインパクトを与えてきた手法です。
 基本は、尊重の気持ちで互いの気持ちを聴きあうのですが、今回は、メンズリブですので、気軽にゲーム形式や体を使ったワークを交えてやってみます。男性が気持ちを表現することや、互いに近づきあうことは、きっと面白い体験になります。
 講師は、石丸偉丈。主夫、介助者である25才。障害を持つ子の父で現在子育てに励む日々。同じ障害の連れ合い安積遊歩と共に、全国を再評価カウンセリングと講演をしに動いている。
 興味を覚えた方、どうぞご参加下さい。
取材への対応 TV:NO 新聞:OK
参加者の制限 しない

13日(日) 10:00〜13:00

分科会タイトル 男の更年期
日時/会場 13日(日)10:00〜13:00 4Fホール
分科会主催者 中村 彰
プロフィール  1947年大阪生まれ。メンズセンター運営委員会座長。21世紀の結縁と葬送を考える会関西代表。著書に『わたしの男性学』(近代文芸社)『新しい男女像を求めて』(幻想社)など。
分科会概要  女性の更年期は盛んに語られてきましたが、中年期を迎えた男たちの身体の変調を語る言葉を、わたしたちは、持ち合わせていませんでした。
 『男の更年期クライシス』の著者宮淑子さん、婦人科の医師で、自ら身体の変調を「男の更年期」だと捉えておられる山田哲男さんを迎え「男の更年期」をテーマに語ります。
 昨年のフェスティバルに引き続き、自らの身体との対話を試みましょう。
取材への対応 新聞・放送すべてOK(ただし、参加者の顔を写さないことが条件)
参加者の制限 しない

分科会タイトル 沖縄版メンズリブ講座
日時/会場 13日(日)10:00〜13:00 4F和室
分科会主催者 「メンズリブ沖縄準備室」一日東京出張所
(所長代理 新垣栄  所長補佐代理 蔦森樹)
プロフィール  沖縄では、男性学や男性問題に出会える場がほとんどない。沖縄の男性にもメンズリブのことを理解してもらい、気軽に男性問題について語り合えるよう日々努力しているところであります。(実際はまだ何もやっていない)
分科会概要  沖縄は「全国一の長寿県」として知られるけれど、その他に実は「出生率全国一位(24年連続)」「離婚率全国一位(13年連続)」「未婚の母率全国一位」「婦女暴行犯罪の発生率全国一位」という実態があります。 こういう状況は沖縄の男たちの成育歴と決して無関係ではありません。今沖縄でも男性の問題に気付き始めた人たちがいます。男性問題が沖縄でどのように扱われているか、メディアや行政での最近の動きを報告します。そして、本土でのメンズリブをいかに沖縄の現状に則した形にできるのか、どういう方向づけをしていくほうがいいのか、話し合いたいと思います。それによって、新たなメンズリブの視点が構築されるのでは、、、なんて気負っています。皆さんのお力添えをお願いしたいと思います。
 純沖縄の栄ちゃんと、にわかに沖縄に来ることが多くなった作家の蔦森樹さんの異色コンビがお相手します。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル 男たちの仕事と育児の両立 −集まれ! 育休父さん、育児父さん−
日時/会場 13日(日)10:00〜13:00 3F第二研修室
分科会主催者 男も女も育児時間を!連絡会(育時連)
プロフィール  仕事と家事育児を男も女も担い合う“相互乗り入れ”によって、男女平等で自立した生き方を目指す市民グループ。1980年に旗揚げされ、ホームページ、シンポジュームやニュース発行を通して、活動の主旨を広く伝えている。
分科会概要  父親も育児休業を取れるようになり、新聞に「育休父さんの成長日誌」が連載されるなど、育児休業をとる男性がチラホラと現れました。しかし、それでも会社で「初めて」だったり、後に続く人がいなかったりと、何となく肩身の狭いお父さんたちもいると思います。
 また、育児は育休が明ければ終わるわけではなく、保育園の送り迎え、身の回りの世話、急な発病による休みなど、綱渡りの生活が待っています。 もはや、仕事と育児の両立は、働く母親だけの問題ではなく、働く父親の問題でもあります。
 そこで、育児休業や育児時間を取った父親だけではなく、子育て真っ最中の父親たちの仕事と育児の両立の悩みを話し合いたいと思います。育児に関心のある男性でしたら、どなたでもけっこうです。気軽に参加下さい。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル “性的多数者”(セクシュアルマジョリティ)ってだれのこと?
日時/会場 13日(日)10:00〜13:00 3F第三研修室
分科会主催者 村西もてい
プロフィール  むらにし もてい 1966年、新潟県生まれ。メンズリブ東京参加者。早大セクシュアリティ研究会メンバー。戸籍上の性別は女。性自認は「男」「女」「両方」「どちらでもない」「どうでもいい」の間を常に行き来している。ホレた相手の性別にはこだわらないタイプ。「バイセクシュアルのトランスジェンダー」と言うよりは「両刀のナベ」と呼ばれる方を好む。趣味・カラオケ
分科会概要  性を語る機会って、ほんと少ないよね。でも、女の人なら女の集会で、ヘンタイさんならヘンタイさんの集会で、語るチャンスはあるにはある。じゃぁ、ノンケの男はどーすりゃいいの?ノンケの男だけの集会をやる?うん、それも悪くないよね。「○○だけ」の会って、お互いの「共有する部分」をクローズアップできるという長所がある。でも「共有しないけど大事な部分」が無視されちゃうこともある。それに「○○以外」の人たちのコトだって、やっぱ知りたいもんね。セクシュアリティって、一人ひとりみんな違うんだよ。というワケで今回は「ノンケだけの集会」ではなく、「ノンケ対ヘンタイさんの会」でもない、「わたし(個)とあなた(個)が性を語る会」つーのをやります。だれかが一方的に主役とか一方的にお客とかじゃなく、その場のみんなが参加できる会にしたいなー、と思ってます。あらゆる意味での性別、性的指向/志向/嗜好等での参加制限はありません。ただし、個人のプライバシーを守れる方、個人のあり方を尊重できる方に限ります。世界に二つとないセクシュアリティを持つ、あなたの参加を待ってます。
取材への対応 TV:NO 新聞:NO
参加者の制限 しない

分科会タイトル IMF(国際通貨基金)体制下の韓国の男性・父親の実像と虚像
日時/会場 13日(日)10:00〜13:00 3F第四研修室
分科会主催者 韓国父親財団(韓国男性学研究会) 
プロフィール 鄭菜基(Chung Chai-Ki)
 韓国父親財団傘下 父親研究分課委員長
 男性学研究家(韓国男性学研究会長)
 米国AMSA(American Men's Studies Association)会員
 第2回大阪 Men's Festival 参加
分科会概要  韓国戦争の後、国家の「最大危機」と言われるIMF体制は特に現在までの長い間(望もうと望むまいと)、家族・家庭の経済的、情緒的な扶養に関する責任と権限を同時に持っている、いわゆる家長(男性・父親)たちの生涯を試練と悲しみに巻き込むに十分である。
 ”われわれがどうしてここまできちゃったのか?”という根本的・潜在的な回答を見つける前に、不可避である「構造調整」の台風は特に、男性たちの大量解雇と失職および家庭的・社会的な逸脱(不適応)現象(例:露宿者)を続いて出している。
 職場に残るとしても、早く出勤して遅く退社する、自分の意志で実践するそのものの「会社人間」の姿が、男性・父親運動に逆行して出ているその上に、今年7月1日から施行された「家庭暴力法」は妻や子どもたちに’正しくない男らしさ・家長らしさ’を、主に暴力で行使してきた多くの家長たちを、家族や家庭から法ということで隔離させる様態を見せている。
 これで、今の韓国の実状は97年を起点として今年活発に展開されると予想した「男性(父親)運動」が挫折の危機に置いてあるのと言っても言い過ぎない。即ち、”望ましい男性・良い父親でなくてもいいから、会社から解雇されないでほしい”という声が今のわれわれの実情である。
 しかし、いつまでもてばなしていてはいけない。韓国の格言に’暗が深ければ深いほど、夜明けが近づいてくる’ということがある。大切なことは、この思いもしなかったIMF体制を単純な危険ではない機会として、その中で特に男性(父親)運動の発展を改めて達成したい。
 このような目的を達成しようと、男性運動において、韓国より進まれている日本を経験して学ぼうとする。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル 感情をつかみ表現するためのグループカウンセリング
日時/会場 13日(日)10:00〜13:00 3Fサークル活動室
分科会主催者 林 真一郎
プロフィール  
分科会概要  感情をわかちあうことは豊かな人間関係をつくる上で欠かせません。しかし、私たち男性にとって、それは得難い体験であるかのように感じられているのではないでしょうか。多くの男性は幼いころから「男は涙を見せてはならない」「男なら我慢しろ」と親や先生や友達からいわれ続け、自分でもそう思うようになった結果、自分が今何を感じているのか、また、たとえ感じていてもそれをどう表現したらいいかわからないといった状態になりがちです。いわば他者と深く精神的につながるためのパイプがはずされたようなものです。
 この分科会では、アメリカの心理学者ロナルド・F・レバントが男性を対象に実践している方法をもとに、参加者の皆さんと工夫しながら、主として、
 (1) 自分の感情表現度を知る。
 (2) 自分の感情を感じとる。
 (3) その感情に言葉を与える。
 (4) 人の感情を知る。
といったことを、体験を通して習得することで、他者との豊かな人間関係を築いていくための基礎を得ることを目的としています。
取材への対応 表明なし
参加者の制限 1. 男性のみが参加すること
2. 現在、心理療法やカウンセリングを受けている方はセラピストやカウンセラーの同意を得て参加すること

分科会タイトル ある同性愛者の体験 - 互いをよく知ることで、つながろう
日時/会場 13日(日)10:00〜13:00 2F会議室 参加費:資料代600円
分科会主催者 神谷ひでとし
プロフィール  同性愛者の男性。同性愛者の親をサポートするグループ(PSG)の副代表。再評価カウンセリングの会の講師でもあり、精神障害者にピアカウンセリングを教えたり、子供の訪問相談などをしている。
分科会概要  男性はとかく、知識や理論で議論するように訓練されて育ちます。しかし、理論的に見える考えも、多くは自分の気持ちや体験に根付いているものです。同性愛者に関する講演をすると、男性から「倫理に反する」とか「種の保存はどうなっているんだ」などの「理論的」な反発を受けることがたまにあります。「気持ちが悪い」などの気持ちに根ざしていることに気づかない限り、それは本当に虚しい議論となってしまうのです。
 そもそも、自分とは違うと感じる人を理解するには、その人の人生を良く知ることが大切です。そこには思っている以上に、多くの共通点があります。そして、お互いの体験や気持ちを語り合うことから、すべてが始まるのです。
 同性愛者への理解を主目的とはしていますが、個人的な体験に耳を傾けること、そして、自分の体験を語る場にしたいと考えています。
取材への対応 TV:NO 新聞:NO
参加者の制限 しない

分科会タイトル 男たちの「からだとことば」
日時/会場 13日(日)10:00〜13:00 1F介看護実習室
分科会主催者 三好哲司
プロフィール  1948年香川県生まれ。東京都老人総合研究所、竹内演劇研究所を経て、現在からだとことば研究所を主宰。子どもから若者、大人までの人々にからだとことばのレッスンを行なっている。また障害のある人のレッスンも行なっている。男性グループもやっている。
分科会概要  男たちが感じていることを「からだ」の元から表現します。呼吸・声の変化、ことば、からだの動きなど、からだの元から動いてくるものを大切にします。ありのままの自分を大事にします。自分自身の孕んでいるイメージに触れます。人に触れること、人と共に動くことを学びます。感情を表現すること、喜びを表現することを学びます。
 他者にどのように緊張しているのかに気づきます。知らずに入ってくる緊張に気づきます。男であることでどのように緊張しているのかに気づきます。
 男であることの痛み、傷、悲しみ、そして喜びを表現します。
 男たちのからだや心に関心のある女性の参加も歓迎します。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

13日(日) 14:00〜17:00

分科会タイトル すべての性の自由に向けて
〜Men's Liberation the 3rd Wave!
日時/会場 13日(日)14:00〜17:00 4Fホール
分科会主催者 足立区女性大学連合会&実行委員会
プロフィール 足立区女性大学連合会とは

 15年前から足立区教育委員会が開催している「あだち女性(婦人)大学」を終了した人たちで構成している個人加入の任意団体です。
 女性大学で学習した女性問題・女性学・フェミニズムをさらに深めて学習したり、男女共同参画社会実現のための社会変革をめざして活動することを目的としています。
 主な活動内容は ○会報「えるぐ」(年8回)の発行 ○女性フェスティバルへの参加 ○区民企画講座の企画と運営 ○他団体との交流・連携 となっています。
 昨年度は、女性センターの新規事業として始まった区民企画講座に応募して企画・運営を行いました。昨年のテーマは『フェミニズムを問い直す』という4回講座で講師に上野千鶴子・佐藤和夫・しまようこさんをお迎えしました。
 今年も10月末から『私たちが描く未来図−男女共生社会の明日を創る−』の5回講座が始まります。
 また、今年は8月に国立婦人教育会館で開催された「女性学・ジェンダー研究フォーラム」にて、『気づいた女たちは今』というワークショップを開きました。内容は女性大学を終了した1期〜13期までの456人のアンケート調査の結果報告と意見交換・情報交換でした。全国から集まった方々と交流でき、たいへん中身の濃い、有意義な時間を持つことができました。

分科会概要  フェミニストが嫌いなあなた、メンズリブに胡散臭さを感じている君のためのパネルディスカッション
 「男」だ「女」だとこだわることはバカらしい?それとも、それはすべての性の解放に必要な一里塚?
 「自分」へのこだわり(森岡)、フェミニズム(宮)、トランスジェンダー(蔦森)というそれぞれの立場から性の問題に取り組んできた御三方を招き、徹底的に勝手なことを語りますひょっとすると運動史に残るかも知れないこの企画、無理してでも行かなきゃだわ!

第1部 発言 「今、性について思っていること」
  A 男としてのわたしの性意識。〜変わりつつある男女の関係
  B 女としてのわたしの性意識。〜女と男の権力・支配構造を語るだけでいいのか
  C 個としてのわたしの性意識。〜性差と個性と

第2部 談論 「男性と女性とじぶんの解放について」
 参加者紹介 発言者(全体)
   森岡正博 大阪府立大学総合科学部教授。代表作『脳死の人』
   宮 淑子 ジャーナリスト。代表作『メディア・セックス幻想』
   蔦森 樹 作家。代表作『男でもなく女でもなく』
 発言者(第2部)
   豊田正義 メンズリブ東京代表。代表作・『オトコが「男らしさ」を棄てるとき』
   乾 雅栄 足立区女性大学連合会会員
   中村 彰 メンズセンター座長。代表作『男がみえてくる自分探しの100冊』
 司会 大塚健祐 フェスティバル実行委員。代表作『真・トキメモラー伝説』(共著)

※フェミニスト、メンズリブ活動家ももちろん大歓迎です。念のため。

取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル 『働かない』を選んだ男達〜ダメでいきましょう!〜大失業時代を生き抜く道(?)
日時/会場 13日(日)14:00〜17:00 4F和室
分科会主催者 メンズリブ東京&だめ連
プロフィール  
分科会概要  出口の見えない不況の中、皆さんいかがお過ごしでしょうか?新聞を開けば、やれリストラだ倒産だと、ヤなニュースが一杯。思わず「ああ、俺もなんとかしなきゃヤバいかも」「このままじゃダメだよな」とか焦っちゃいますよね。で、とりあえず人よりも沢山働いてみたりするんだけど、疲れるだけで不安はなくならない。毎日、仕事ばっかりで楽しくない。そんな人って、結構いると思います。
 働き口がないのは不幸なことかもしれません。が、働き口がなくなるのを殊更恐れ、あるいは働いていないことを恥じて暗くなるのは、もっと不幸なことではないでしょうか?
 ここに、職に就かずに生きる自分を「ダメ」と認め、その上で「楽しい人生」を送っている人々がいます。景気の波などどこ吹く風で、日々「交流」に明け暮れる彼等「ダメ連」のライフスタイルについて、語り合いましょう。
取材への対応 TV:NO 新聞:NO
参加者の制限 しない

分科会タイトル 男の育児休職が広がらない理由/北欧調査結果報告
日時/会場 13日(日)14:00〜17:00 3F第二研修室
分科会主催者 男も女も育児時間を!連絡会(育時連)
プロフィール  仕事と家事育児を男も女も担い合う“相互乗り入れ”によって、男女平等で自立した生き方を目指す市民グループ。1980年に旗揚げされ、ホームページ、シンポジュームやニュース発行を通して、活動の主旨を広く伝えている。
分科会概要  男でも取得が可能な育児休業法が施行されたのが1992年の4月。それから、6年経過したにもかかわらず、男の育児休職の取得率は、相変わらず低い状態が続いている。96年度の労働省調べでは、その取得率は、わずか0、16%。なぜこうも低い状態が続くのか。
 近年、父親の育児参加は育児雑誌にも、マスコミでもかなり取り上げられるようになった。今年の「厚生白書」でさえも、子育てへの父親の積極参加を促している。少しずつ、世の中は変化をし始めている。しかし、まだまだ、男が育児休職の取得を職場で口に出せる雰囲気はないのが一般的だ。
 これに比べて、スウェーデンやノルウェーでは、男の取得率は高い状態が続いている。特に、ノルウェーでは、パパクオータ制の下、その取得率は90%に達する勢いである。日本とは何がどう違うのか。
  「男も女も育児時間を!連絡会」では、昨年の9月、有志7名が、ノルウェーとスウェーデンを訪問。男の育児休職取得の実態や、男女平等政策の実態を調査してきた。その実態調査をまとめた報告書は、関係者に衝撃を与えている。
 この分科会では、日本における男の育児休職の取得率がなぜ低いのかについて言及するとともに、日本より進んだ北欧の育児休職制度の現状や、高い男の取得状況、そしてそれを達成した社会状況などについて触れる。そして、このことを通して、どうやったら男の育児休職が広がって行くのか、参加者とともに考える。

 発言者(50音順)  石井クンツ昌子/金沢恵子/田尻研治/富永誠治/松田正樹/森絹江

取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル ドメスティック・バイオレンス(DV)を考えるワークショップ
日時/会場 13日(日)14:00〜17:00 3F第三研修室
分科会主催者 メンズリブ神奈川
プロフィール  '98年4月に発足したばかりの4人だけのグループです。今後男のリベレイションのために広く、マイペースで無理なく活動していく予定です。
分科会概要  DVとは、親密な男性からの妻・恋人に対する暴力(身体的暴力に限らず、言葉・心理的・経済的・性的暴力なども含む)のことです。DVは、明らかに人権侵害であり、人間としての尊厳にも関わる問題です。
 このワークショップでは、DVの事例紹介の後、現在の性差別社会を形成している、結婚強制社会・家父長制度・性別役割分業・戸籍制度・夫婦同姓強制制度・扶養下での税法と社会保障優遇・女性の経済的自立困難・夫婦間性交要求権などの中で、男性の女性支配(所有物化)とDVがどのように関連しているかについて、参加者がグループに分かれて、話し合いを行います。
 なお当会は、DVに限らず、「誰もが束縛されず、自分を含めた「個」を大切にし、自分らしく、自立し、気持ち良く、ジェンダー・フリーに生きていきたい」という人たちが集まり、活動しています。
取材への対応 TV:NO 新聞:NO
参加者の制限 しない

分科会タイトル 「介護」を考える男たちのつどい
日時/会場 13日(日)14:00〜17:00 3F第四研修室
分科会主催者 前田邦博
プロフィール 私は、母がアルツハイマー病で父と在宅で介護をしながら、文京区で「痴呆の人をまもる会」という痴呆の家族会をやっています。
分科会概要  近年、男性の子育てや育児休暇が脚光を浴びています。これに対して、介護の問題はまだまだ光が当たっていません。日本の高齢化が進んでいる中で、介護の問題は年々深刻化しています。にもかかわらず、「介護するのは『嫁』のつとめ」「仕事に専念しているので、介護まで手を回せないよ」と男性は介護から逃げようとします。また、「男は家で介護なんてしないで外で働くべきだ」「介護なんて男の仕事ではない」と男性介護者の足を引っ張るのも男性です。
 このように育児と同じようなことが介護においてもあります。しかし、育児とは違う側面も多くあります。育児は先行きが見え、成長する楽しみがあるが、介護は終わりが見えず、大変になっていくのが常です。さらに、誰を介護するかによっても違いがあるし、介護される側にもなるなど、いろいろなことが交錯して、絡み合っています。
 ということで、男性と介護の関係について本音を話し合う場を持ちたいと、分科会を開催するはこびとなりました。介護している男性にも、介護していない男性にも、介護したことがある男性にも、介護が待ち受けている男性にも、介護されている男性にも、介護なんて関係ないと思っている男性にも関わりのある、すべての男性のための分科会です。
取材への対応  − −
参加者の制限  − −

分科会タイトル 構造的エンカウンターグループ  ○○らしさとは
日時/会場 13日(日)14:00〜17:00 3Fサークル活動室
分科会主催者 岡部 一志
プロフィール  1965年横浜生まれ。ボランティア心理相談員の中から、カウンセリングに興味を持ち、現在横浜を中心にエンカウンターグループを主宰している。1997年初級産業カウンセラー取得。
分科会概要  このグループは、あらかじめ話題を決めない、自由な雰囲気のもとで行なわれるのが、常ですが、今回は短時間ということもあり、役割を決めたグループセッションになります。
 グループをつくる人と、それを観察する人といった具合です。こうした場面設定の中で、より多くの自己開示と受け取りが出来ればと考えております。
 また、副題として〇〇らしさとは、となっておりますが、これにとらわれないで、今ここでの体験を重視して、「いかに、なにを体験いているのか」を目標にしております。
 当日は、ひとりひとりの参加者が、そのありようをグループでわかりあえるような、そんな時間にしたいですね。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK (ただし参加者の同意を必要とする)
参加者の制限 現在、治療カウンセリングを受けている方、又、必要性のある方は治療者、カウンセラーの同意を得た上で参加する

分科会タイトル ナンパ男と主夫の男性原理
−恋愛市場の勝者には共通点がいっぱい−
日時/会場 13日(日)14:00〜17:00 2F会議室
分科会主催者 松代  守弘
プロフィール  メンズリブ東京の一員として、主にロフトプラスワンでの企画立案、運営を担当していた。おたくとセクシュアリティの問題に関心を寄せている。
分科会概要  ナンパ男と主夫。多くの場合、両者は全く正反対の存在であるかのように認識されていますが、どちらも「恋愛市場」の勝者であることに変わりがなく、そして共通点も少なくありません。そして、その共通点とは意外なことに「男性原理」に対する彼らのスタンスだったのです。今回は、彼らの共通点を探りながら、セクシュアリティやジェンダーさえも横断する形で存在する「普遍的好感人間」について語ってゆきたいと考えております。
取材への対応 TV:NO 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル ゲイの社会人として生きる−モデルケースなき道を自分らしく
日時/会場 13日(日)14:00〜17:00 1F介看護実習室
分科会主催者 動くゲイとレズビアンの会(アカー) 社会人ミーティング
プロフィール  1986年結成以後、12年間活動を継続。同性愛者の自由と権利の獲得を目的に、(1)同性愛者のネットワーク作り、(2)同性愛に関する正しい知識や情報の提供、(3)同性愛者に対する差別や偏見の解消のための活動をしている。
分科会概要  同性愛者の市民権運動で知られる「動くゲイとレズビアンの会(アカー)」は、同時に、そこの集まる同性愛者やPWH/A自身にとって、学び・育ちの場でもあります。多くの参加者が、自分を受け入れ、スティグマにあらがい誇りを持って生きていくための力をそこから得てきました。
 「社会人」のメンバーが集まりをもって3年がたちます。月々の例会や合宿では、会社での情況、転職、老親問題、自身の老後や健康、保険・年金、ハウジングなどを考えてきました。「男性問題」とゲイの問題がどうリンクするかまだ分かりませんが、標記のようなテーマで分科会をもちたく、ゲイ(レズビアンも可)への参加を呼びかけます。
 アカーにはアカーの「臭さ」があると思います。私たちのみが「正解」だとも思いません。ともに社会に生きるゲイ同志、新たな出会いをしたいと思います。ゲイの問題についてぜひ発言したいという確信的なへテロは歓迎しますが、ゲイについてちょっと知りたいという程度のかたは、よりご自分の課題の分科会へご参加を!
取材への対応 TV:NO 新聞:OK
参加者の制限 しない

13日(日)通し 10:00〜13:00(前),14:00〜17:00(後)

分科会タイトル 自治体関係者向け男性講座企画
日時/会場 13日(日)10:00〜13:00 および 14:00〜17:00 3F第一研修室
分科会主催者 実行委員会&足立区女性総合センター
プロフィール  
分科会概要  男性問題講座・男性向け講座とは言っても、「どのようにつくっていけばいいの?」「企画はしてみたけれど、人が集まらない」「市民に来てもらいやすくするにはどうしたらいいの?」ということもあると思います。
 今回は男性問題講座の発祥ともいえる足立区女性総合センターと第3回「男のフェスティバル」実行委員会が各自治体の関係者のみなさまとともに、交流も兼ねて、分科会を開催します。講座をつくる上で考えていきたいこと・留意点を話し合ったり、市民が求める学びと実際につくられる講座の違いを分析して、それをどのように乗り越えてゆくのかを考え合いたいと思います。
 その中で男性問題の講座に長年携わっている山口正紀さんなどをゲストに迎え、講座をつくる立場からともに考え、一般参加者を交えての率直な意見交換を行う時間も予定しております。
  多くの自治体関係者の方の参加をお待ちしております。

司会進行  高井正さん (前足立区女性総合センター職員)
問題提起
 1.自治体職員の立場からの実践報告
 2.学ぶ市民からの発言
 3.講師の立場から       山口正紀さん(読売新聞記者)
 4.「学ぶ」という視点から   久田邦明さん(神奈川大学講師)

取材への対応 TV:NO 新聞:OK(ただし、参加者の同意を必要とする)
参加者の制限 男性問題講座に関心がある人 原則として午前・午後通して参加できる方。
当日申し込み(事前申し込みがない方)は先着21名まで。分科会受付けは9:30から(第1研修室)

12日(土)−13日(日)通し

分科会タイトル 味くんのほっとステーション
日時/会場 12日(土)〜13日(日)通し 2F料理実習室
分科会主催者 味くん
プロフィール 味沢 道明(あじさわ みちあき)
生年月日:1954年3月19日、出身地:広島県因島市
職業:自由業(きっちんエコロジスト)

主な経歴:北里大学獣医科卒。食品会社・薬品会社等で試験開発業務のサラリーマン生活を10年。仕事を辞めて半年専業主夫。後にパート主夫をしながら自宅でエコロジカル料理教室を主宰。男の働き方、環境負荷の大きい暮らし方等に問題を投げかける。メンズ・リブ研究会世話人。枚方市女性施策推進委員会委員(’95)大阪府ドーンセンター運営協力会議委員(’95)

今までの仕事:[男にも簡単ヘルシークッキング 寝屋川市]、[メンズ・クッキングサロン大阪府箕面市]、[福井女性ソフィア福井県生活学習館]、[男性セミナー 三重県女性センター]、[食生活を考えるカレッジ明石市]等など、環境に優しい暮らし方や育児、男性の家庭参加に関する講演や料理教室を行う。
著書:『料理も暮らしもいい・かげん』(鴨川出版)

分科会概要  いろいろあるから、ゆっくりしてね。赤もあれば白もあるのが、世の常。男の運動もそれぞれの人生も。競う闘う勝利する、のもいいけれど、私は幸せなのが一番。とりあえずおいしいコーヒーとお菓子があれば幸せになれる私。参加される皆さんにほんの少しでもこの幸せをおすそわけすることができたらいいな、と思います。難しい議論や、新しい刺激に疲れた人、悲しみや幸せをだれかとシェアしたい人、ふらりと二階のキッチンルームにお越しくださいね。味くんのコーヒーとおしゃべりで、おもてなしします。
 おしゃべりはいらん、と言う方にはそれなりのくつろぎを。でも、とんがった心のまんまの人は心のトゲを払い落としてお入り下さいますようお願いします。当日のメニューは何せ様子もわかんないし時間もないしで、あまり期待しないでください。コーヒーと紅茶、簡単なお菓子程度は確かですけれど。それと、一応実費は頂きます。ご了承下さい。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル お父さんの保育室
日時/会場 12日(土) 13:30〜17:15、13日(日) 9:30〜13:15、13:45〜17:15 1F子ども室
分科会主催者 男も女も育児時間を!連絡会(育時連)
プロフィール  仕事と家事育児を男も女も担い合う“相互乗り入れ”によって、男女平等で自立した生き方を目指す市民グループ。1980年に旗揚げされ、ホームページ、シンポジュームやニュース発行を通して、活動の主旨を広く伝えている。
分科会概要  いままで男性は、子育てを女性に押しつけ、子育てに関わってきませんでした。その女性に押しつけていた子育てを男性の手に取り戻し、子育ての面からの男性問題を考えるきっかけとしたいと考えています。
 従って、外部の保育者に頼ることはその轍を繰り返すことになり、避けたいと考えています。また、育時連メンバーのみが保育を担当することも、形を変えた子育ての押しつけとなりかねません。フェスティバルに参加する男性全体の問題として、保育を前向きに考えたいと思っています。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 保育人数 各時間帯 先着15名

特別アート企画「セクシュアリティ&ジェンダー」

分科会タイトル 僕じしんの男性問題 アート企画「セクシュアリティ&ジェンダー」
日時/会場 12日(土)〜13日(日)通し 1F梅田画廊
分科会主催者 清重 伸之
プロフィール  イラストレーター。10年以上前に男の性意識をテーマにした作品展をしました。その後、実人生ではいろいろありましたが、これを機に制作をまた続けたいと思います。
分科会概要  「僕じしんの男性問題」。約15年前のものから最近のものまで。性幻想を描きためたスケッチブックの中からアイディアを拾い上げ、改めて描き起こした絵画シリーズです。
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル 共声 アート企画「セクシュアリティ&ジェンダー」
日時/会場 12日(土)〜13日(日)通し 1F梅田画廊
分科会主催者 宮野華&山村典子
プロフィール 男性改造講座OB会パスポートのメンバー
分科会概要  長年、染まったものを目下漂白中。たぶん真白とか透明にはならないでしょうが、自分なりにゴシゴシを続けて行こうと思っています。途中、シミなど付けたりして・・・。
 作品に対して、受け手の感じ方は個々様々でありましょう。色々感じてください。作品を見て、何かを感じたら、「なぜそう感じたか?」を考えてみるのも面白いかもしれません。作品の中からひとつの声をひろってみます。
 「女ってのはさぁ」私はその人の言っている
 女の中に入っていないのであった。
 「フェミニストってさぁ」私はその人の言っている
 フェミニストの中に入っていないのであった。
「共声」は by 宮野華&山村典子& PERSONSとした作品です。あなたの声も作品にのせてください。(宮野 華)
 自由でありたい。私を枠にあてはめようとする「世間」や「社会的規範」に対して。また、それらが知らず知らずに、自らのうちにすりこんだ 意識からも。そして私が、私自身の声にしたがって生きようとすることを 阻むものに、対峙していくことのできる強さをもちたい。(山村典子)
取材への対応 TV:OK 新聞:OK
参加者の制限 しない

分科会タイトル いろは色々 アート企画「セクシュアリティ&ジェンダー」
日時/会場 12日(土)〜13日(日)通し 1F梅田画廊
分科会主催者 いとうまりこ
プロフィール  イラストレーター。二児の母。最近「感情熱病」という本を、パロル舎から出版。四年前に離婚を経験。「男」には、期待しすぎないのがいいのかなというのが、実は本音。
分科会概要  言葉+絵で、素朴な疑問のようなものを葉書サイズでたくさん作ってみたい。個人的に「親」をやっていたりするので、「男」や現実の「父親」たちに対して、期待とあきらめ、怒り、共感、失望、 ……ナドナド複雑な感情を持っています。知れば知るほど難しくなっていくというか。決して嫌いではありません。自分がもっと大きくて強い人間になっていけば良いのだろうなと思うのですけどね。そーゆーごちゃごちゃを、そのまんま表現したいと思っております。 どうなることやら。
取材への対応 表明なし
参加者の制限 表明なし

分科会タイトル AS YOU LIKE アート企画「セクシュアリティ&ジェンダー」
日時/会場 12日(土)〜13日(日)通し 1F梅田画廊
分科会主催者 羽生田有紀
プロフィール  
分科会概要  1964年生、性別・女。自分について説明しようとするとき述べるこれらの要素は、もはや自分と分かち難いものであり、ときに自分自身であるかの如く錯覚することさえあるものだけれど、私たちが社会に出てゆくために順応しなければならない、第一段階の「環境」だ(その外には、さらに、私たちに順応を強いる世界が続く)。順応にはしばしば痛みが伴う。さまざまな人々の、さまざまな段階における、さまざまな痛み。自分が経験したのと似た痛みにはシンパシーを感じても、疑似体験困難な痛みを笑い飛ばしていないだろうか? 自分が感ずることのなかった痛みを、「存在するはずのないもの」と思い込んではいないだろうか?
取材への対応 表明なし
参加者の制限 表明なし


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