「保育所がどうであるか」は、その保育内容によって決まってくる問題です。保育内容の質は、国により地方により時代によって千差万別です。
現在の日本の保育所の保育内容は、世界でもトップレベルにあると考えてよいでしょう。ほとんどの保母がきちんと教育されており、熱意を持って保育に当たっています。子供達もイキイキと過ごしていることが多いでしょう。保母一人当たりの子どもの数も、国の基準ではまだまだですが、各自治体の努力で子どもの発達を阻害しないようなレベルの人員配置がなされている場合が多くなっています。
もちろん、集団生活に入ったばかりの頃はいろいろ病気を貰ってくるものですが、それは幼稚園でも小学校でも同じで、その子が集団生活を始めた時にはくぐらなくてはならない門です。「体が弱い」とはまったく別の問題です。
「保育所は・・」と観念論で話す前に、実際にいくつかの保育所を見学されることをお勧めします。
参考文献
*7 モスクワの女たち カローラ・ハリソン他著 阿吽社