生まれた年代別の、労働力率(働いている人の割合)という数字があります。これを見ると、日本における女性労働力率の世代別変化は、次のようになっています
労働省婦人局「婦人労働の実情」昭和62年版 より作成 |
25〜34歳の子育てまっさかりの女性労働力率は、昭和ひとけた→10年代→20年代と、若い世代になるに従って低くなっています。この世代間で、子育て世代女性の「主婦化」が進んでいった様子が分かります。
また、日本女性全体の労働力率は、次のようになっています。
篠塚英子「女性労働を生活史から見直す」より作成 |
「昔は女は家事・育児に専念していた。女が働きはじめたのは最近の事だ」という考えは誤りである事が分かります。
参考文献
*2 21世紀家族へ 落合恵美子著 有斐閣
*6 現代女性図鑑データブック 福岡市女性協会編