Q1
ここで言う三歳児神話って何ですか?

 「三歳までは母の手で」という言葉があります。これは「子供は三才までは家庭で母親の手で正しく育てないと、後々取り返しのつかない恐ろしいことが起きる」という意味です。恐ろしいことというのは、知的発達が遅れる、心に癒しがたい傷を受ける、性格がゆがむ、犯罪者になる、等です。これが「三歳児神話」といわれているものです。

 子供を保育所に預けようとしたとき「三歳までは手元で育てないと、子供がゆがむ」「子供がどうなっても、自分のやりたいことさえできればいいのか」と非難されたことはありませんか。「施設育ちは愛情に飢えてひねくれる」なんて声を聞いたことはありませんか。これらは三歳児神話の発現そのものです。