みんなで子育て:少子化時代の子育て

  1. 今は片働きより共働きのほうが多い
    夫婦の47.9%が共働き・専業主婦世帯は36.7%(1997年)
    日本で専業主婦が多いのは、神奈川・東京・千葉・埼玉・大阪など都会だけ
    そこ以外では殆どの女性が働いている
  2. 専業主婦比率が一番高かったのは1975年
    団塊の世代の女性たちの子育て期で、男性労働力が豊富にあった時代
    日本の経済発展の秘密は育児や介護を無償で担う専業主婦の存在
    (主婦がただでやれば福祉の社会コストがかからないと考えられていた)
    日本型福祉―――しかし、高齢社会はそれでは乗り切れない
  3. 女性が働くと子どもが産まれない?
    国際的にみると、多くの女性が働いており、それを前提とした保育園や育児休業な どの制度が整った国のほうが子どもが産まれている。
    ドイツ・イタリア・スペインといった女性の就業率が低い国で子どもが産まれない (先進国はどこでも共働きでないと家計を維持していけない状態であるのに、それ を支える制度が無いため、女性が出産を回避している)
  4. お母さん一人で子育てできる?
    昔の人は一人で子育てしてた?
    毛利子来さんがいうのには「今ほど子育てに人手がかかっていない時代はない。24時間お母さんがたった一人で子育てしている」
    お母さんが駄目になったわけではなく、子育てを支える条件が無くなった
    子どもには「時間・空間・仲間」が必要
  5. 男女ともに働き、男女ともに家庭責任を担う時代の始まり
    世界一番育児をつらい・苦しいと考えているのは日本のお母さん
    (しかし、母親がだめになったわけでなはい)
    世界で一番育児をしていないのは日本の父親
  6. 女性の育児と仕事の両立には何が必要か
    1. 行政:育児休業制度や保育の整備
    2. 企業:労働時間の短縮など職場環境の整備
    3. 家庭:男女ともに家庭を担う意識改革
  7. 保育園
    実は根拠の無い三歳児神話(専門家の間では専業主婦の育児の方が問題が多いと指摘されている・育児ノイローゼは専業主婦の母親の方が深刻)
    幼稚園より保育園に通う子どものほうが多い
    保育園は今や地域の子育てセンターになっている
    働く母親を支援する施設から、子どもの健全な成長や社会性を育てていく場へ
  8. 男女共に働きながら、共に子育てする時代の始まり

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