EQG HOME > ライブラリ > 夫婦でする子育て 第1章←→第3章


第2章 育時連の紹介と日本男性の家事・育児の現状

 本研究で取り扱うのは、1章でも述べたとおり、家事・育児責任を夫婦二人で担っている、日本でもまだ少数派に当たる人たちの質的なデータである。データがこのようにある一部分だけに特別に視野を向けたミクロなものであるので、第3章からの分析をより分かりやすく深いものにするために、この章では、分析に入る前に知っておいていただきたい2つのことについて説明する。まず第1節では私がこの研究をするためには欠かせない存在となった育時連という組織について簡単に紹介し、続く第2節では育時連の家事プロジェクトで行った調査報告をもとに、量的なデータより世間一般の家事・育児の現状についてマクロな視点から触れていく。

第1節 育時連の紹介

 本研究を行うにあたって、育時連の協力は必要不可欠なものであった。私が「父親の育児」というものに関心を持つようになったきっかけから、すでに育時連との関わりは始まっており、その後、調査方法の相談から対象者の紹介、そして実際のアンケートおよびインタビュー調査の対象者として、というように本研究の全てが育時連の協力の下に成り立っている。

 そこで、本研究の鍵となるこの育時連という組織について、ここで説明しておこう。この節では、育時連という組織が一体どのようなものなのか、また、どのような活動や取り組みを行っているところなのかをみていくことを通して、育時連という組織を紹介していく。

(1) 育時連とは?

 正式名称は「男も女も育児時間を!連絡会」。元々は、「男も女も育児時間を認めて」と社会に要求していこうという趣旨で、1980年6月に発足した組織である。その略称が「育児連」ではなく「育時連」であることからも分かるように、その目的は子育てについて研究することではなく、育児する時間をどうやって作るのか、会社での仕事と育児の時間をどうシェアするのか、男とか女とかに限定しないでそれぞれの親が育児に関わる時間をどうやって確保するのか、このような問題に対し常に取り組み、考え続けることである。

 育時連のメンバー基準はきわめて曖昧で、「男らしさ」「女らしさ」に居心地の悪さを感じ、職場や家庭での性別役割分業に「そんなのイヤだ」「うっとおしいね」と言える軽さと、それを通す強さとしたたかさを、と思っている人は立派な育時連のメンバーであり、その気持ちが理解できる人も立派な育時連のメンバーであるとしている。参加方法も様々で、例会に参加したり、いくじれんニュースを購読したり、いくじれんホームページを読んだり、メーリングリストに登録したり、手紙やE-mailで意見を出したり、情報提供をしたり、議論を仕掛けたり、講演会を企画して育時連を呼んだり、というように多様な形がある。また、育時連には代表もいない。経費も会費制ではなく任意カンパ方式をとっている。

 つまり、男だろうが、女だろうが、一人暮らしだろうが、家族を持っていようが、子供がいようがいなかろうが、かけがえのない自分の時間を大切にしたいという一点で集まり、互いの立場を尊重しあう、そんな場所が育時連なのである。

(2) 育時連の活動

 毎月1回九段社会教育会館で、情報交換・ニュースの内容検討・イベントの企画などを行う月例会を開いている。また、年に1回合宿も行っている。メーデーには、毎年参加者に育時連のビラを配布したり、時々シンポジウムを開き、世に問いかけている。1985年4月からは、「いくじれんニュース」を隔月発行し、活動をメンバーに報告している。現在この「いくじれんニュース」は季刊となっている。この他、育時連ではこれまでの様々な活動内容を本にまとめ2冊出版しており、さらに、育時連メンバー個人による本も多数出版されている。雑誌社・TVからの取材、各地の生涯教育講座等での講演、原稿の依頼などで結構多忙なメンバーもおり、95年度からは、東京都の子供の環境整備を審議する諮問委員に育時連のメンバーが任命されている。最近のもので言えば、2003年6月に厚生労働省と育時連との間で個人としての立場での意見交換会が行われたり、このあと2節で詳しく説明するが、2003年1月には育時連家事プロジェクトで、男性の家事・育児を考える「男は忙しいから家事できない??」という調査が行われた。またこれを受けて、8月と10月に育時連ワークショップが開催された。

(3) 育時連メンバーによる職場での取り組み

 育時連では「男も女も育児時間を!」というスローガンの下、育児のための時間を取得するため、様々な取り組みを行ってきた。仕事もしながら育児の時間を持つためには、職場への影響は避けて通れないが、育時連のメンバーたちがどのようにして、仕事と育児を両立してきたのか、いくつかの例を、育児休業法施行前後に分けて紹介したいと思う。

1)育児休業法施行(1992)以前

 まず一つ目は、育児時間ストライキ方式。育児時間を認めない会社に対して、保育園の送り迎えを理由に堂々と遅刻・早退を繰り返し、単なる遅刻・早退とする会社に対して「指名ストライキ」であると労働組合から支援してもらい、4年間続けたことで、男性の育児時間を認めてもらうことができたという例。

 二つ目は、年休分割方式。子供の保育園へのお迎えのために、年休を15分単位で取って早退するという方法である。4年と9ヶ月もの間この生活を続け、最初の一年間は1時間、二年目は45分、三年目は30分・・・やがて年休が足りなくなって欠勤扱いとなり、結果として、賃金カットと定期昇格停止のペナルティーという痛い思いをしたという例。

 三つ目は、単なる遅刻。時間は刻々と過ぎるのに、駄々をこねてなかなか保育園へ行こうとしない子供。結局、私事の育児で仕事に遅刻して毎日恥ずかしい思いをしたという例。

 四つ目は、人寄せパンダ。会社に育児休職を認めてもらう代わりに、会社の進歩的人事制度の宣伝要員として新聞、雑誌、TVに引っ張り出されるのにひたすら耐え忍び、おまけにたった2ヶ月の育児休職で本まで書いたという例。

2)育児休業法施行(1992)以降

 一つ目は、申請してみて損はない!という例。フルタイムの共働きで、三歳の息子を持つこの男性は、毎日息子の保育園への送迎のため遅刻ばかりしていて、このままでは職場に迷惑をかけっぱなしで申し訳ないと、育児のための時間短縮を認めてくださいとの陳情書を会社に提出・交渉したところ、2週間後にOKが出て、一日一時間半の育児時間を取得することができた。

 二つ目は、夫婦でフレックスタイムを上手に活用するという例。早起きの夫が7時半には会社のデスクに入り、夕方4時に退社して子供を保育園へ迎えに行き、5時には帰宅してゆっくり風呂に入り夕食を作る。逆に妻は、朝子供を保育園へ送り届け、フレックスで遅れて出社し、その分遅くまで働いて帰宅するという方法で、賃金カットもなく、効率よく仕事と育児の両立をしている。

 三つ目は、定時に帰る管理職の例。フルタイムの共働きであるため、管理職でありながら、定時で退社し娘を保育園へ迎えに行き、夕食の支度をしながら妻の帰りを待つ生活をしている。もちろん昇進を諦めたわけではない。

 このように、育時連のメンバー達の取り組みを見ていても、やはり仕事と育児の両立は、どちらも完璧にこなそうとすることは非常に困難であることが分かる。しかし、どちらか片方を切り捨ててしまってよいものでもない。仕事と育児の両立は、どちらも完璧にこなそうとすることよりも、両者をどう上手くやりくりしながらこなしていくか、ということにかかっているように思われる。そしてそのためには、会社側の理解ある態度と、育児休業法(1992)の施行が、非常に重要な鍵を握っているのであるということが、上述の例の育児休業法施行前後を比較することでよく分かる。育児休業法施行以前には、育児のために仕事に支障をきたすことで、多くの場合メンバー達は何らかの不利益を被っている。例えば賃金カットや欠勤扱い、定期昇格停止のペナルティー、時には会社のための人寄せパンダになったり、また、たとえ会社から直接制裁が無くとも、上司や同僚から陰口を言われたり苛めにあったりと、まるで育児をすることが悪いことであるかのようにである。しかし、育児休業法施行後の例では、少なくとも育児をすることで会社側から何か制裁を受けたり、苛めにあったりということは無くなったようである。

 しかし、何度も言うようだが、いくら育児休業法が施行されたからといって、仕事と育児が両方とも完璧にこなせるようになったわけではない。重要なのは、育児連のメンバー達もそうであるように、育児休業法をいかに自分たちのライフスタイルに合わせて、もっとも有効な形で上手く活用することができるか、ここに仕事と育児の両立のポイントがあるのである。

 また、不思議なことに、育児休業法以前に様々な取り組みをしたメンバー達は、自分に何らかの不利益があったにもかかわらず、皆口々に「賃金カットよりも豊かな暮らしのほのかな手応えを主張」したり、「保育園の子供たち、母親たち、園のスタッフとの交流が自分を支えてくれました」「思い悩むより、子供に向き合ったほうが人生にプラスになるし、想像もつかない違った世界が見えてくる」「人の足を引っ張っても、誰かが何かしてくれるのを待っていても、ハッピーにはなれないんだから」「子供が初めて歩いた、その一歩を見ることができて感動でした」などと言っており、自分が育児に参加したことを肯定的に捉え、不利益はあったけれどそれよりも大きな何かを得たのだということを主張しており、誰一人育児に取り組んだことを後悔してはいない。むしろ、自分のためにもなったし、新しい世界を発見することができ、育児は自分にとって良い体験であったのだと語っている。特に男性においては、昔から家庭のことは女性に任せっきりでずっと未知の世界であったため、その壁を破り一歩を踏み出すということ自体が、まず勇気のいることであったからか、育児を通して得た感動は女性よりも何倍も大きいように感じられる。そして、今までどうして家庭の中という世界を知らずに生きてきたのだろうか、今まだ家庭の中を知らないままに生きている男性たちは絶対に一度は体験してみるべきだ、と思う強い気持ちが伝わってくる。

 育児休業法を上手に活用し、仕事と育児を両立させることは、男性にとって新しい世界を知ることとなり、社会に出たい女性の助けとなり、企業の適材確保につながり、何より共働きの子供を持ちたい夫婦にとって、この上ないパワーとなるようだ。

第2節 日本の男性の家事・育児

 本研究では、父親も家事・育児に積極的に関わり、夫婦で共に家事・育児に取り組んでいる家庭の、新しい分業の形をテーマに分析をしていくわけだが、その前に、一般的な日本の家庭では、どのように家事・育児が行われているのか、そして、世間の人々は家事・育児についてどのような考えを持っているのか、という日本の家事・育児の現状について触れておきたい。

 ここでは、その日本の家事・育児の現状について、育時連家事プロジェクトで行った『男は忙しいから家事できない??』の調査報告をもとに説明していく。この調査は、1995年に福岡市で第1回目が行われ、それから8年経った2003年1月に第2回目が東京都小金井市で行われた。ここでは、最も新しいデータである2003年に東京都で行われた調査報告をもとに現状を説明していく。ただし、このデータは地域的な偏りがあり、日本全体を代表するものではなく、参考データであることを断っておきたい。

(1) 日本の家事・育児の現状

 まず、日本の有職者の1週間あたりの働く時間の変化を、1990年と2000年のデータから見ていきたいと思う。この10年の間に一体どのような変化があったのだろうか。

 ここでは、NHKとジェトロのデータを引用する。1990年のデータ(表1)はジェトロのもので、女性はフルタイムワーカーのみのデータであり、2000年のデータ(表2)はNHKの「NHK国民生活時間調査」もので、女性はフルタイムとパートタイムの両方を含む。また、このNHKの調査は5年おきに行われていて、1990年のジェトロの表(表1)の中の日本のデータは1990年の「NHK国民生活時間調査」をもとに作られたものである。

< 表1:1週間あたりの、はたらく時間(1990年)>
 職業労働家事労働合計(時間/週)
男 性 日  本57.7 4.061.7
米  国47.514.161.6
フランス44.916.561.4
英  国43.413.056.4
女 性 日  本47.726.774.4
米  国36.325.862.1
フランス40.127.767.8
英  国40.118.959.0
「欧州主要国の婦人労働環境の動向とその経済的影響について」
ジェトロ 1993 
女性は、フルタイムワーカーの場合 

< 表2:1週間あたりの、はたらく時間(2000年)>
 職業労働家事労働合計(時間/週)
男性有職者52.7 4.156.8
女性有職者37.324.261.5
「日本人の生活時間・2000 NHK 国民生活時間調査」
NHK 放送文化研究所 2000 
女性は、フルタイム・パートタイムの両方を含む 

 まず、表1より欧米主要国と日本を比較してみると、日本では男性女性共に職業労働時間が他の国に比べて長いことが分かる。しかし、男性に注目してみると、1週間の働く時間の合計は他の国とほとんど差はない。これはどういうことかというと、家事労働時間を見てみると分かるとおり、日本男性の家事労働時間は4.0時間と他の国の男性の3分の1から4分の1しかなく、非常に短いため、労働時間を合計すると他の国の男性と差がなかったのである。では、女性はというと、家事労働時間は、他の国の女性と比較してもそんなに差はない。しかし、労働時間の合計を見てみると、74.4時間と他の国の女性に比べて約10時間も多いではないか。つまり、日本の男性は職業労働時間が長い分、家事労働をほとんどしていないが、日本の女性は職業労働時間も一番長い上に家事労働も他の国の女性と同じだけこなしているということなのである。労働時間の合計のデータを見てもらうとよく分かると思うが、男性・女性に関係なく全ての中で一番働いているのは日本の女性なのである。日本のフルタイムワーカーの女性は非常に大きな負担を抱えているといえる。もちろんこれは、日本の男性の家事労働時間が少ないことが原因の一つに挙げられるだろう。

 次に、表1と表2を比較して、10年の間に労働時間はどう変化したのかを見ていきたいと思う。まず、男性の職業労働時間が減ってきているのが分かる。しかし、家事労働時間はというと0.1時間増加しただけである。これは一日に換算すると1分も増加していないことになる。つまり、日本男性は職業労働時間が減ったけれども、家事時間はほとんど変化せず、結果として合計労働時間が減少しただけということが言える。では女性はというと、表1のデータはフルタイムワーカーのみのデータなので、純粋に労働時間を比較することは難しいが、パートタイマーを含めても家事時間が表2で減少しているということは、男性の家事時間が変化しなかったということから考えると、家事自体にかける時間の総数が減少したことになる。これはおそらく、家事の機械化が進んだり、外注してやってもらうなど、いかに効率よく家事をするかという技術が発達してきたからではないかと考えられる。

 この結果から、もっとも注目しなければならない重要な点は、日本男性はたとえ職業労働時間が減ったとしても、家事労働時間が増えるわけではないということである。

(2) なぜ、日本男性は家事をしないのか

 日本男性の家事労働時間が短いことは前項より分かったが、なぜ、日本の男性は家事をしないのだろうか。一般的に、なぜ男性が家事・育児をしないのかということについては、「男性は仕事で帰りが遅いから」「仕事で疲れているから」「男は仕事、女は家庭と考えているから」など、男は忙しいからという理由と、性別役割分業による理由がよく挙げられるが、前項でも述べたように、日本の男性はたとえ職業労働時間が短くなったとしても、家事労働時間が増えるわけではないのである。では、実際に夫婦の家事・育児の共有度を左右しているものは一体何なのだろうか。

 育時連家事プロジェクトの調査によると、家事・育児の共有の実態については、家事は「ほとんど妻がおこなっている」という割合が非常に高く、特に夕食づくりやトイレ掃除など負担の大きなものは「ほとんど妻」がやるという家庭が80%を超えている。育児についても、家事よりは「ほとんど妻」である割合は低かったものの、保育園への送迎や子供が病気になったときの世話など、負担が大きいものはやはり「ほとんど妻」である割合が高くなっている。このように、育時連の調査からも、やはり家事・育児の負担は妻に偏っているという結果がでているが、中には家事・育児の共有度が高い家庭もあり、その共有度には家庭によるばらつきが大きいようである。

 そこで、家事・育児の共有度の高かった家庭と低かった家庭では、一体何が違うのかということを、育時連では次のように分析している。

 前項から問題にしている夫の労働時間と夫婦の家事共有度の関係については、その間に明確な関係はなく、それどころか、夫の収入や夫の学歴と家事共有度の間にも明確な関係は見られないという結果がでている。つまり、ここで「男は忙しいから家事ができない」訳ではないということが証明されたといえるであろう。ただ、育児の共有に関しては、夫の労働時間が短くなるほど共有度が上がるという傾向が見られ、これは「育児を自分のすべきことと考え、時間があればかかわろうという男性側のやる気を示している」のではないかと言っている。このことに加え、早く帰宅して家にいる時間が多い分、妻が家事をしている間に子供と関わるのは必然的に夫になるからということや、家事と違って育児は、子供がそこにいるという事実がある限り、やりたくなくてもやらざるを得ない状況があるから、家にいる時間が多いほど育児に関わることは多くなるなど、他にも様々な要因があると考えられる。

 また、男性の性別役割規範と家事・育児共有度に関しては、一見関係があるかのような結果となったが、妻の就労形態別にみると関係が一貫していないことから、「性別役割規範の強い男性の妻は常勤従業員になりにくく、また常勤従業員の妻を持つ夫は性別役割規範が弱くなりやすいため、性別役割規範と共有度に関係があるように見える」のだと言っており、男性の性別役割規範は家事・育児共有度に間接的に影響を与えていると分析している。

 では、家事・育児共有度に最も影響を与えているものは何かというと、妻の就労形態・妻の就労時間・妻の収入・夫婦の収入格差であるという分析結果がでている。つまり、「妻が自営業主・常勤従業員のような、就労時間が長く、収入が多く、夫の収入との差が少ない働き方であるほど、共有度は上がる傾向」があるということである。さらに興味深い結果として、妻の年収が130万円以内の場合、また就労時間が短時間の場合は、妻が働いていても家事・育児の共有度は専業主婦の場合と変わらないということも分かっている。

 その他には、「妻の学歴が高く、子供がいないほうが家事共有度が上がる」、「夫が年下であるほうが、育児共有度が上がる」という分析結果がでている。家事共有度については、妻の学歴が高いほど常勤従業員である場合が多くなるため、また子供がいない場合は家庭での仕事が家事のみになるため、家事共有度は上がったのだと考えられる。そして育児共有度については、年下のほうが年上に対するより頼みやすい、悪く言えば強制しやすいことによる影響が考えられるであろう。

 以上の育時連の報告から、日本の男性が家事・育児をしないのは、妻が専業主婦、またはパートタイマーであるからだということが分かった。少なくとも、フルタイムワーカーの妻を持つ男性は、家事・育児を共有する傾向にあるのだ。それにしても、日本男性の家事・育児時間が非常に短いということは、それだけ日本には専業主婦やパートタイマーの女性が多いということである。この問題を解決しなければ、日本の男性の家事・育児時間が増えることがないのであれば、欧米のレベルまで追いつくのはいつになってしまうのであろうか。


→第3章